読書する

マイペースに本を読んでくだらない書評をする

水瓶 川上未映子

2008~12にかけての詩集。短編集。一般的には読みにくいらしい。

韻を踏んでいたり単語の羅列だったり声に出して読んでみると かなり心地よい。

虎が混じった黄色い水。とか老女はベッドに横たわっている。とてもベッドに横たわる。とか。

 

ですます に だ する ととても語尾が自由。

3ページに渡って好きな単語の羅列が書いてあったり、

。がなくてずっとおしゃべりされているみたいに、だけで一文がとても長かったりする。

 

こどもの頃の何となく孤独になりたい気持ちとか死ぬ間際の思い出に溶ける夢とか 現実味のないイメージを詩にしかできない手法でうまくまとめてると思った。

 

個人的には一番最近に書かれた2012の水瓶が良かった。

イメージだけで女の子の初体験を描ききる、文字を追うだけで酔う様なすごい作品。